僕 × 俺



「話終わった?」



突然の声に俺はびっくりした。


「うわ!ビックリした。いたの?」


「まあ、荷物取りたくて」


納戸 匠 。

メガネで顔がほぼ隠れたような髪型

だが、スラっとしたスタイルをしている。



俺はこいつが入学した時から気になっていた。


誰とも関わらずいつも1人だが
心のどこか寂しそうにしている背中をよく見る


「納戸、今から帰る?一緒に帰ろ」

「え…別に良いけど…」



これから俺たちの始まり
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