【受賞】国をあげて行う政策によって付き合いを始めた二人のお話。
彼はじっとフローラの反応を見ていたが、やはり嬉しそうに笑っていた。
そして彼は再び彼女を愛でる。
彼からからの愛撫によって、心と身体が切り離されたような衝撃が、フローラを襲った。
頭の中に強烈な光が生まれたかと思うと、全身に快感が走り抜けていく。
与えられた快感に、クリスの頭を掴んでいた手からも次第に力が抜けていく。
「フローラ……」
くったりとして、焦点の合わない目をしているフローラを彼は見下ろしていた。
「クリス……」
涙で濡れた睫毛を輝かせながら彼女は両手を広げ、クリスを迎え入れようとする。
それは酷く不安定で、少しでも彼に触れていたいというフローラの思いもあるからだ。
二人は、ぴったりと隙間なく身体を重ね合う。
「まったく、あなたという人は。どこまで人を煽れば気が済むんですか」
クリスは彼女を掻き抱いて、唇を塞ぐ。媚薬のような声を出すな、と。
「フローラ、愛している……」
囁くようなクリスの言葉。
「私もよ……」
クリスの名を呼ぶ前に、フローラの頭の中に白い光がいくつも弾けた。クリスの首元に回していた彼女の手はさらにきつく彼を捕まえ、その身を強張らせる。
そして彼は再び彼女を愛でる。
彼からからの愛撫によって、心と身体が切り離されたような衝撃が、フローラを襲った。
頭の中に強烈な光が生まれたかと思うと、全身に快感が走り抜けていく。
与えられた快感に、クリスの頭を掴んでいた手からも次第に力が抜けていく。
「フローラ……」
くったりとして、焦点の合わない目をしているフローラを彼は見下ろしていた。
「クリス……」
涙で濡れた睫毛を輝かせながら彼女は両手を広げ、クリスを迎え入れようとする。
それは酷く不安定で、少しでも彼に触れていたいというフローラの思いもあるからだ。
二人は、ぴったりと隙間なく身体を重ね合う。
「まったく、あなたという人は。どこまで人を煽れば気が済むんですか」
クリスは彼女を掻き抱いて、唇を塞ぐ。媚薬のような声を出すな、と。
「フローラ、愛している……」
囁くようなクリスの言葉。
「私もよ……」
クリスの名を呼ぶ前に、フローラの頭の中に白い光がいくつも弾けた。クリスの首元に回していた彼女の手はさらにきつく彼を捕まえ、その身を強張らせる。