【受賞】国をあげて行う政策によって付き合いを始めた二人のお話。
「フローラ、あなたがきちんと魔法の教育を受けたことが無い、というので基礎的なことから説明します。わかっている内容であれば省きますので」
「いえ……、きちんと教えていただきたいです。その……、本とかの内容じゃなくて、きちんと、そのクリス様から」
そのフローラの言葉にクリスはゆっくりと顔を緩ませ、ゆっくりと口を開いた。
「まず、この世界の魔法ですが。四元論から成り立っています。ですから、属性は土、水、風、火の四つにわけられます」
クリスの言葉に力強く頷くフローラ。本では読んだ。だけど、こうやって講義を聞くのは初めてのことだ。
「フローラ。あなたの場合は、どうやらその中でも水属性と相性がいいようです。あなたの髪の色。その白色は水の色です」
「あの、質問してもよろしいでしょうか」
フローラは恐る恐る声をあげた。
「ええ。私とフローラの仲ですから、遠慮せずになんでも聞いてください」
クリスのその言葉に安心したのか、フローラは軽く笑む。
「あの。クリス様の得意とする属性をお聞きしてもよろしいですか? もしかして、やはりクリス様の髪の色と関係がするのでしょうか」
「そうですね」
やはり彼女は飲み込みが早い。理解力もある。
「いえ……、きちんと教えていただきたいです。その……、本とかの内容じゃなくて、きちんと、そのクリス様から」
そのフローラの言葉にクリスはゆっくりと顔を緩ませ、ゆっくりと口を開いた。
「まず、この世界の魔法ですが。四元論から成り立っています。ですから、属性は土、水、風、火の四つにわけられます」
クリスの言葉に力強く頷くフローラ。本では読んだ。だけど、こうやって講義を聞くのは初めてのことだ。
「フローラ。あなたの場合は、どうやらその中でも水属性と相性がいいようです。あなたの髪の色。その白色は水の色です」
「あの、質問してもよろしいでしょうか」
フローラは恐る恐る声をあげた。
「ええ。私とフローラの仲ですから、遠慮せずになんでも聞いてください」
クリスのその言葉に安心したのか、フローラは軽く笑む。
「あの。クリス様の得意とする属性をお聞きしてもよろしいですか? もしかして、やはりクリス様の髪の色と関係がするのでしょうか」
「そうですね」
やはり彼女は飲み込みが早い。理解力もある。