本物のヒーロー
宿題と先生
「めんどくさいなあ~、、。」
とさっそく唸っている私の名前はれあ。
学校から帰ってきてランドセルをおろし、先生から配られた保護者宛のプリントを親に渡す。
そして出てくるのは、小学生にとって最大の敵である、、、そう宿題!
明日も平日。なので宿題は土日よりも少ない。日記に漢字、たった1枚のプリント。これが今私が唸っている原因。
「れあ〜、宿題しなさいよー。」
「が、学校に忘れてきたー!」
もちろん嘘である。焦って宿題をランドセルの中に突っ込む。
「ならまだ間に合うはずだから、取りに言ったら?」
こうなるのは分かっていた、、、。
分かっていたはずなのに、小学生の意地なのか、たまにこうして嘘をついては宿題をしなくて済むようにしていた。
「あ、宿題あったから良いや!大丈夫!」
当たり前だ。目の前に肝心の宿題はあるのに、なんの用もなしにもう一度学校へ行くなんてそれこそめんどくさい。
という訳で、宿題をする羽目になる。
「鉛筆持ちたくない、、。めんどくさい、、、、、。」
もはや"めんどくさい"は、口癖と化していた。他にも、、、。
「だるい、しんどい、眠い、疲れた、何もしたくない。」
ああ、説明しなくても自分で言いましたね私。こちらが、口癖フルコースとなっております。
「もう、、これでいいかな。」
と言って書いたのは日記のみ。
明日、先生に怒られるという事も知っているのになぜやらないのか、、、。答えは単純。めんどくさいからだ。
先生に怒られる恐怖よりもめんどくささが勝ってしまい、ほぼ宿題をやらない日々が続いていた。
ある学校での朝の事。
「れあさん、宿題は?」
「あ、、、、えっと、、。」
宿題を忘れればこうなるのは分かっているのになあ、、。
「せ、先生、、。」
重い足取りで、教室の隅にある先生の机まで向かう。
「、、何ですか?」
何回経験したか知らない気まづい空気の中、私はいつもの言葉を発した。
「宿題を忘れました、、、。」
「はあ、、で?」
先生は、気づくか気づかないかくらいのため息をこぼし、"忘れたらどうするの?"と聞いてきた。
「放課後、、残ってやります、、、。」
「はい。」
これがいつもの朝の始まり。
その日の3時間目の休み時間。
「~~~~!!!」
「~~~!!」
クラスの子達と言い合いをしてしまっていた。
原因は私。最初は1対1で言い合いをしていたけれど、その言い合いを止めようとしてくれた人達も巻き込んでしまい、ちょっとした問題になっていた。
「もう知らない!!!」
そう言って次の授業があるにも関わらず、教室を飛び出し一階にある広いスペース(座るところもあったけれど正式名称は未だ不明)、に、膝を抱えてうずくまった。
「、、、、言いすぎたかな、、。」
1人になってやっと冷静になれたのか、少しずつ罪悪感が湧いてくる。あれは言いすぎたんじゃないか、あんな事しなきゃ良かったと、頭の中で1人反省会を開いていると、、。
「れあさん。」
びっくりして顔を上げると、担任の先生が来ていた。先生は聞いてくれた。
何があったのか、それはどっちが悪いのか、自分はどう思っているのか。どうしたいのか。
私は素直に、"謝りたい"と言った。
すると_。
「~~笑笑」
「~~~~!笑」
移動授業の為に一階から降りてきた言い合いになった子を含めたクラスの子達に会った。すると先生はこう言った。
「れあさんは後でちゃんと反省できるのに、貴方達はどうなの?!!!」
あまりにも大きな声なので、クラスの子達はこっちを見ながら驚いて立ち止まった。
何が起こったのか頭が追いつかなかったけれど、その後に何とか言い合いになった子に謝り、仲直りをする事ができた。
とさっそく唸っている私の名前はれあ。
学校から帰ってきてランドセルをおろし、先生から配られた保護者宛のプリントを親に渡す。
そして出てくるのは、小学生にとって最大の敵である、、、そう宿題!
明日も平日。なので宿題は土日よりも少ない。日記に漢字、たった1枚のプリント。これが今私が唸っている原因。
「れあ〜、宿題しなさいよー。」
「が、学校に忘れてきたー!」
もちろん嘘である。焦って宿題をランドセルの中に突っ込む。
「ならまだ間に合うはずだから、取りに言ったら?」
こうなるのは分かっていた、、、。
分かっていたはずなのに、小学生の意地なのか、たまにこうして嘘をついては宿題をしなくて済むようにしていた。
「あ、宿題あったから良いや!大丈夫!」
当たり前だ。目の前に肝心の宿題はあるのに、なんの用もなしにもう一度学校へ行くなんてそれこそめんどくさい。
という訳で、宿題をする羽目になる。
「鉛筆持ちたくない、、。めんどくさい、、、、、。」
もはや"めんどくさい"は、口癖と化していた。他にも、、、。
「だるい、しんどい、眠い、疲れた、何もしたくない。」
ああ、説明しなくても自分で言いましたね私。こちらが、口癖フルコースとなっております。
「もう、、これでいいかな。」
と言って書いたのは日記のみ。
明日、先生に怒られるという事も知っているのになぜやらないのか、、、。答えは単純。めんどくさいからだ。
先生に怒られる恐怖よりもめんどくささが勝ってしまい、ほぼ宿題をやらない日々が続いていた。
ある学校での朝の事。
「れあさん、宿題は?」
「あ、、、、えっと、、。」
宿題を忘れればこうなるのは分かっているのになあ、、。
「せ、先生、、。」
重い足取りで、教室の隅にある先生の机まで向かう。
「、、何ですか?」
何回経験したか知らない気まづい空気の中、私はいつもの言葉を発した。
「宿題を忘れました、、、。」
「はあ、、で?」
先生は、気づくか気づかないかくらいのため息をこぼし、"忘れたらどうするの?"と聞いてきた。
「放課後、、残ってやります、、、。」
「はい。」
これがいつもの朝の始まり。
その日の3時間目の休み時間。
「~~~~!!!」
「~~~!!」
クラスの子達と言い合いをしてしまっていた。
原因は私。最初は1対1で言い合いをしていたけれど、その言い合いを止めようとしてくれた人達も巻き込んでしまい、ちょっとした問題になっていた。
「もう知らない!!!」
そう言って次の授業があるにも関わらず、教室を飛び出し一階にある広いスペース(座るところもあったけれど正式名称は未だ不明)、に、膝を抱えてうずくまった。
「、、、、言いすぎたかな、、。」
1人になってやっと冷静になれたのか、少しずつ罪悪感が湧いてくる。あれは言いすぎたんじゃないか、あんな事しなきゃ良かったと、頭の中で1人反省会を開いていると、、。
「れあさん。」
びっくりして顔を上げると、担任の先生が来ていた。先生は聞いてくれた。
何があったのか、それはどっちが悪いのか、自分はどう思っているのか。どうしたいのか。
私は素直に、"謝りたい"と言った。
すると_。
「~~笑笑」
「~~~~!笑」
移動授業の為に一階から降りてきた言い合いになった子を含めたクラスの子達に会った。すると先生はこう言った。
「れあさんは後でちゃんと反省できるのに、貴方達はどうなの?!!!」
あまりにも大きな声なので、クラスの子達はこっちを見ながら驚いて立ち止まった。
何が起こったのか頭が追いつかなかったけれど、その後に何とか言い合いになった子に謝り、仲直りをする事ができた。
< 1 / 2 >