貴方が拾ってくれた恋

3 想太side

「あの、想太くん、だよねー…?」

その言葉を、聞いた瞬間。俺の頭の中を、桜吹雪が舞うようにして、記憶の欠片がざあっと舞い始めた。

遠山礼衣。それは、俺の幼馴染の女の子だった。
どうして今まで忘れていたんだろう、でも幼稚園の頃の記憶なんてある方がおかしいか…。そんなことを考えながら突っ立っていた俺に、目の前の女の子は、少し困ったような顔で微笑みかけた。

「ひさしぶり」

…それは間違いなく、礼衣ちゃんー…俺の、初恋の女の子だった。
< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ラストチャンス

総文字数/6,788

恋愛(学園)15ページ

表紙を見る
飛べない私がもらった翼

総文字数/8,940

恋愛(学園)36ページ

表紙を見る
聖なる夜に明かすのは

総文字数/4,508

恋愛(学園)16ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop