きら×うさ〜想いがつながる7日間〜
盛り上がる2人をよそに画面を凝視する。
撮影されたのは、ちょうど風船が割れたシーン。音に驚いたのもあってか、お互い目を閉じている。
「今んところ、ぶっちぎりで1位みたいだよ」
「すごーい! おめでとう!」
「あ、ありがとう……」
嬉しいけど……ちょっと気まずいな。
確かに、距離が近くて照れくさかった。だけど、それだけで顔を赤くしていたわけではない。
恥ずかしさから意識を逸らすために他のことを考えようとしてたら、風船の擦れる音がツボに入って。噴き出さないように必死にこらえていただけ。
なんて言ったら、絶対減点されるよね……。
「この時話してた内容……俺らだけの秘密ね」
そう思った直後、耳元で囁かれてビクッと体が揺れた。
俺らだけの、秘密……。
この写真を、宇佐くんがどんな気持ちで見ていたのかはわからない。
けど……バレたらいけないって気持ちはおそらく同じ。
ゆっくり彼と目を合わせ、約束しますと言わんばかりに無言で頷いた。
撮影されたのは、ちょうど風船が割れたシーン。音に驚いたのもあってか、お互い目を閉じている。
「今んところ、ぶっちぎりで1位みたいだよ」
「すごーい! おめでとう!」
「あ、ありがとう……」
嬉しいけど……ちょっと気まずいな。
確かに、距離が近くて照れくさかった。だけど、それだけで顔を赤くしていたわけではない。
恥ずかしさから意識を逸らすために他のことを考えようとしてたら、風船の擦れる音がツボに入って。噴き出さないように必死にこらえていただけ。
なんて言ったら、絶対減点されるよね……。
「この時話してた内容……俺らだけの秘密ね」
そう思った直後、耳元で囁かれてビクッと体が揺れた。
俺らだけの、秘密……。
この写真を、宇佐くんがどんな気持ちで見ていたのかはわからない。
けど……バレたらいけないって気持ちはおそらく同じ。
ゆっくり彼と目を合わせ、約束しますと言わんばかりに無言で頷いた。