きら×うさ〜想いがつながる7日間〜
めちゃめちゃ焦り出した……。
同級生だったのは納得だけど……。
「同盟って?」
「私、名字が鬼丸だから、節分の日は決まって鬼役でね。毎年その日が近づくと、『鬼は外!』って教室から追い出されてたの」
「俺も。毎回劇で犬役させられててさ。なんか放っておけなくって」
なるほど。それで絆が芽生えて仲良くなったのか。犬塚くん、優しいなぁ。
と、感動したのもつかの間。
「まぁ、会わない間に鬼ギャルになってたから、ちょっとがっかりしたけど」
「なっ……失礼ね! 私だって、こんなチャラ犬が運命の人だなんてがっかりよ!」
「はぁ⁉ 俺だって、もっと可愛い子が良かったよ!」
鬼ギャル、チャラ犬……。
確かにこの声量なら、隣に聞こえてもおかしくはないかも……。
なんて思いつつも、似た者同士な彼らを微笑ましい気持ちで眺めたのだった。
「あの2人、いいカップルになりそうだよね」
夕食を終えて部屋に戻ってきた。
結局最後まで言い合いしていた、美沙子ちゃんと犬塚くん。
同級生だったのは納得だけど……。
「同盟って?」
「私、名字が鬼丸だから、節分の日は決まって鬼役でね。毎年その日が近づくと、『鬼は外!』って教室から追い出されてたの」
「俺も。毎回劇で犬役させられててさ。なんか放っておけなくって」
なるほど。それで絆が芽生えて仲良くなったのか。犬塚くん、優しいなぁ。
と、感動したのもつかの間。
「まぁ、会わない間に鬼ギャルになってたから、ちょっとがっかりしたけど」
「なっ……失礼ね! 私だって、こんなチャラ犬が運命の人だなんてがっかりよ!」
「はぁ⁉ 俺だって、もっと可愛い子が良かったよ!」
鬼ギャル、チャラ犬……。
確かにこの声量なら、隣に聞こえてもおかしくはないかも……。
なんて思いつつも、似た者同士な彼らを微笑ましい気持ちで眺めたのだった。
「あの2人、いいカップルになりそうだよね」
夕食を終えて部屋に戻ってきた。
結局最後まで言い合いしていた、美沙子ちゃんと犬塚くん。