きら×うさ〜想いがつながる7日間〜
意外な共通点 紫月side
──ピピ、ピピピ。
布団から腕を伸ばし、枕元で鳴り出した目覚まし時計を止めた。
慌ただしかった入学式から一夜明けた日曜日。
今日も天気はいいけど、寝つくのに時間がかかったからか、スッキリした気がしない。
伸びをして眠気を覚まそうとしたその時、下からジューッという音が聞こえてきた。
この音は……。
「あっ、おはようございます!」
「おはよう、ございます……」
階段を下りると、紺色のエプロンを着た同居人が朝食を作っていた。
「早いですね。まだ6時半なのに」
「なんか熟睡できなくて。気づいたら朝に……」
苦笑いを浮かべる吉良さん。目の下にはうっすらクマが見える。
あっちも一緒だったんだ。
「まだ食堂も開いてなかったので、先に作っちゃいました。もしかして、音うるさかったですか……?」
「ううん。僕、いつもこの時間に起きてるので全然。環境が変わると落ち着かないですよね」
共感しながらカウンター越しにコンロを覗く。
布団から腕を伸ばし、枕元で鳴り出した目覚まし時計を止めた。
慌ただしかった入学式から一夜明けた日曜日。
今日も天気はいいけど、寝つくのに時間がかかったからか、スッキリした気がしない。
伸びをして眠気を覚まそうとしたその時、下からジューッという音が聞こえてきた。
この音は……。
「あっ、おはようございます!」
「おはよう、ございます……」
階段を下りると、紺色のエプロンを着た同居人が朝食を作っていた。
「早いですね。まだ6時半なのに」
「なんか熟睡できなくて。気づいたら朝に……」
苦笑いを浮かべる吉良さん。目の下にはうっすらクマが見える。
あっちも一緒だったんだ。
「まだ食堂も開いてなかったので、先に作っちゃいました。もしかして、音うるさかったですか……?」
「ううん。僕、いつもこの時間に起きてるので全然。環境が変わると落ち着かないですよね」
共感しながらカウンター越しにコンロを覗く。