ハードリップ/オンナ上司はタラコ唇~♥
門出の朝に
「…確かに、そこの割り切りであなたが今言った、これからのビジネス上の二人三脚もすれ違いや致命的な不協和音は抑えられるかもね。その視点は私も認めるよ」
”この人、潔さとバランス感覚が絶品だ。虜になりそうだわ…”
だがトシヤは、敢えて彼女の”底”を確かめたくなったようで、波状攻撃に出た。
彼女の言葉を無視するかのように…。
「ここであらかじめ、こちらの条件です。コト成就のその暁の場では、職場の上下関係は一切無視した愛し合い方にしてもらいたい。こっち的には、今日頭の中から離れなかった女性上司という意識をその時だけ消し去って、あなたの体を奪いたい。この要求は、今夜最初の約束でそのまま収まれなかった理由として、受け取ってもらってもいいですよ」
「…」
またまた二人は、視線を交わし合いながらの沈黙を演じていた。
***
”参った…。真剣だわ、この人…。短い時間にエライいっぱいなことをアタマで考え巡らせて、その上で自分とオレに対する答えを必死に模索してる。立場とかそれナシの素の心とか諸々を入れ込ませて‥。ああ…、すっぴんもいいや。もうこの悶々、朝までじゃねーか、これじゃ…”
そう思い至トシヤの”真剣さ”…、ソレは今一だったかもしれない…。
***
「風間君…、再度の約束って、最初の約束破る隠れ蓑ね?」
「ええ、否定しません。自分的にはアンフェアなこじつけです」
「なんかさ、あなたが私と心中じゃなく、私があなたの心の中と心中だよ、ここで私が首を縦に振ったらさ…」
ここはギリギリの対処どころだった…。
風間トシヤは短い時間、迷いに迷った挙句、こう答えた。
「心中覚悟の当事者二人に、どっちがどっちってことはないですよ。行きつくところを許容しますから、自分は少なくとも…」
***
すっぴんのアキはそれでもしばらく口を開かなかった。
その間、とにかく大きく肩で何度も息をついでいた…。
その様にトシヤはなぜかそそられた。
「風間君、ホントは今ヤリたいんじゃないの?」
彼女は視線をトシヤの下半身に落としていた。
険しい顔つきのまま…。
「はは…、お見通しでしたね。でも、まあ、こんなもんですよ、若い男なんて。おやすみなさい。下半身以外はすぐぐっすりですから」
「ん…、おやすみ、風間君…」
***
そして朝が来た…。
「…じゃあ、僕は先に行きますね、課長」
「悪いわね。こんな早くに…」
「いえいえ…。こんな早くから朝食まで作っていただいてすいませんですよ。おいしかったです」
「ハハハ…。なんかさ、下半身さんも一応眠れたみたいね」
「課長…、しっかりチェック済ですか。参った…(苦笑&照笑)」
「ああ…、それで、昨夜のあなたの条件、飲むから。全部、承知よ」
「え❓❓…、いいんですか、本当に…」
「いいわ。今日から疾走しましょう、二人で。頑張りましょう、ねっ‼」
アキは右手を差し出し、それをトシヤはぎゅっと握った。
それは紛れもなくマシュマロボディーを持つふっくらな先端だった…。
”やばい、さっそく朝からだ…”
彼はしっかりと下半身を疼かせていた~。
かくて…、中原アキと風間トシヤが”レジェンヌ”に懸けた、過酷な社内二人三脚はこの朝、その幕を切っておろすこととなる…。
それは同時に、風間トシヤのガンガンな性欲ガマン地獄、門出の朝でもあった…。
「…確かに、そこの割り切りであなたが今言った、これからのビジネス上の二人三脚もすれ違いや致命的な不協和音は抑えられるかもね。その視点は私も認めるよ」
”この人、潔さとバランス感覚が絶品だ。虜になりそうだわ…”
だがトシヤは、敢えて彼女の”底”を確かめたくなったようで、波状攻撃に出た。
彼女の言葉を無視するかのように…。
「ここであらかじめ、こちらの条件です。コト成就のその暁の場では、職場の上下関係は一切無視した愛し合い方にしてもらいたい。こっち的には、今日頭の中から離れなかった女性上司という意識をその時だけ消し去って、あなたの体を奪いたい。この要求は、今夜最初の約束でそのまま収まれなかった理由として、受け取ってもらってもいいですよ」
「…」
またまた二人は、視線を交わし合いながらの沈黙を演じていた。
***
”参った…。真剣だわ、この人…。短い時間にエライいっぱいなことをアタマで考え巡らせて、その上で自分とオレに対する答えを必死に模索してる。立場とかそれナシの素の心とか諸々を入れ込ませて‥。ああ…、すっぴんもいいや。もうこの悶々、朝までじゃねーか、これじゃ…”
そう思い至トシヤの”真剣さ”…、ソレは今一だったかもしれない…。
***
「風間君…、再度の約束って、最初の約束破る隠れ蓑ね?」
「ええ、否定しません。自分的にはアンフェアなこじつけです」
「なんかさ、あなたが私と心中じゃなく、私があなたの心の中と心中だよ、ここで私が首を縦に振ったらさ…」
ここはギリギリの対処どころだった…。
風間トシヤは短い時間、迷いに迷った挙句、こう答えた。
「心中覚悟の当事者二人に、どっちがどっちってことはないですよ。行きつくところを許容しますから、自分は少なくとも…」
***
すっぴんのアキはそれでもしばらく口を開かなかった。
その間、とにかく大きく肩で何度も息をついでいた…。
その様にトシヤはなぜかそそられた。
「風間君、ホントは今ヤリたいんじゃないの?」
彼女は視線をトシヤの下半身に落としていた。
険しい顔つきのまま…。
「はは…、お見通しでしたね。でも、まあ、こんなもんですよ、若い男なんて。おやすみなさい。下半身以外はすぐぐっすりですから」
「ん…、おやすみ、風間君…」
***
そして朝が来た…。
「…じゃあ、僕は先に行きますね、課長」
「悪いわね。こんな早くに…」
「いえいえ…。こんな早くから朝食まで作っていただいてすいませんですよ。おいしかったです」
「ハハハ…。なんかさ、下半身さんも一応眠れたみたいね」
「課長…、しっかりチェック済ですか。参った…(苦笑&照笑)」
「ああ…、それで、昨夜のあなたの条件、飲むから。全部、承知よ」
「え❓❓…、いいんですか、本当に…」
「いいわ。今日から疾走しましょう、二人で。頑張りましょう、ねっ‼」
アキは右手を差し出し、それをトシヤはぎゅっと握った。
それは紛れもなくマシュマロボディーを持つふっくらな先端だった…。
”やばい、さっそく朝からだ…”
彼はしっかりと下半身を疼かせていた~。
かくて…、中原アキと風間トシヤが”レジェンヌ”に懸けた、過酷な社内二人三脚はこの朝、その幕を切っておろすこととなる…。
それは同時に、風間トシヤのガンガンな性欲ガマン地獄、門出の朝でもあった…。