ハードリップ/オンナ上司はタラコ唇~♥
このオンナとも約束!



そして…。
一旦唇が離れると、眩しくてかったタラコ唇を開き、ハスキーがかった小声でトシヤに”宣言”した。


「今日は私のカラダ…、もちろんこの”たらこちゃん”も含めてね…、その女上司だと思って抱いていいわ。それで、トシヤの辛さが紛らわせれるんなら…」


それは、代わりのオンナで言いいよと…。
ここで数秒の間、沈黙となった。


その間、背の低いサヤカはやや上を向いて、その大きな目でトシヤの顔をじっと見つめていた。


***


「サヤカ…。悪いな」


予想外の言葉をかけてもらったサヤカへも、今のトシヤには、蚊のなくようなボリュームでこんな歯切れの悪いフレーズを絞り出すのがやっとだった…。


ホテルに入る前、トシヤは女上司の中原アキとレジェンヌPTが立ちあがる直前に寝たことを話していた。
そして、最初の約束と再度の約束のことも…。


サヤカには、そこまで告白されれば、今謹慎中の彼が実際、どんな心理状態に置かれてるかが手に取るようにわかったようだ。
加えて、なぜ傷心の夜の相手が自分だったのかということも…。
無論、それは自分がたらこ唇だからということ以外で。


***


「私さ…、トシヤにはそのリップ、ぜひ成功させてもらいたいな。…なぜか、すごくそんな気持ちになったわ。たぶん、それってアンタの童心が伝わったからかもね」


ホテルへ移動する電車の中で、サヤカがふと口にしたトシヤから醸される”童心”…。
彼は割り切った気の合うセフレのオンナに、心の芯を鷲掴みにされた衝撃に襲われた。
だが、それは何とも鮮烈な感覚を伴っていたのだ。


「ハハハ…、だって面白いじゃん!単純にエレクト・リップと、そそる年上女上司との”二度目”をアタマにこびりつかせたオトコの手掛けた新商品がよ…、テレビとかのCMに乗ってヒット商品になったら…。頑張ってよ、”今回”をバネにしてさ」


「ありがとな…。何とかこの5日でマインドチェンジしてみるよ。でさ…、サヤカにこのリップのテレビCM見てもらえるように頑張るわ、オレ」


「うん、応援してるからさ(笑顔)」


この後、二人は一緒にシャワーを浴びてからベッドインした。



***


「…サヤカ、そのテカッた唇でべっとりなレジェンヌを、オレの全身に塗ったくってくれ…!」


「いいわ…」


サヤカはトシヤの要望通り、艶めかしくも律儀に厚い唇を彼のカラダにまんべんなく這わした。


”たまらない…。あのテカリがオレのカラダを蹂躙してるんだ。ああ、課長~~💖”


ここでトシヤはサヤカのアタマを両手で掴むと、力任せにその体を反転させ、彼女の裸体をベッドへ仰向けにし、その上から抱きついた。


「ああ、トシヤ…。いいよ、思うままにして…。あの人の名を呼んでも…」


「サンキュー、サヤカ…」


この夜、二人は獣のように愛し合った。
だが、トシヤの抱いている女体は仮想・中原アキということであったが…。


もっとも、サヤカのボディーは、アキとは対照的であったが、”いいカラダ”だった。


同じムッチリではあっても、白くてマシュマロのようなふんわり感のアキに対して、サヤカは胸もさほど大きくはなくいが、全身もろアスリートの筋肉質なピチピチ感だ。


言わば今のトシヤにとって、代わりのオンナとしてはこれ以上ないカラダだったのだろう。


”課長…、あんたとはこうしてヤリたいんだ!オレのカラダの上で身も心も投げ打ってくれ~~”


トシヤはサヤカの上体を両手で抱きかかえると、コト達する直前、再びぐるっと反転させた。
その間に抜き取った避妊具を、仰向けになったサヤカの顔…、いや、彼女の”たらこ”に押しつけた…。

それを、サヤカは瞼を閉じ、そのすべてを受け止めるのだった。


***


「…じゃあ、明日早出だから、私は先に出るわね」


「ああ、今日は急だったのに、付き合ってくれてありがとうな」


「ふふ‥、私もバリバリな女課長さんの”お顔”拝めるの、楽しみにしてるわ。何しろレジェンヌの本社モニターがその中原アキって女上司なんだもんね。トシヤとその人の考えた”サプライズ”、絶対成功するよ」


「まあ、期待しててくれよ、サヤカ」


「”そん時”、また会うってことで…。これは私との約束よ」


「わかってる…」


ここで二人は、何ともな笑みを交換し合っていた…。





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