ハードリップ/オンナ上司はタラコ唇~♥

第5章/再約束は叶った~~💖

再約束の果たされた夜



その夜…。
アキはトシヤの部屋に入って、まずは目が点になった。


リビングテーブルの上には、数十本のレジェンヌ試供品が垂直に立てた状態で並べられていたのだ。


「…課長、”あの時”も言ったと思いますが、このレジェンヌには世の男性をエレクトさせられるような、そんなそそる口紅にしたい…。それが、僕の原点なんです。そしてその願いは、レジェンヌプロジェクト推進の間もずっとでしたし、今もそれは変わらない。今日は、これを目にしながら、いや‥、”こいつら”に見られながら、オレと抱きあうんです?できますか?」


「ええ‥。まあ…」


トシヤがずっと”その思い”を抱き続けていたのは、アキも承知はしていた。しかしながら…、さすがにいきなり自分が誕生させたリップを性的イマジネーションの具現ツールとしてこうもあからさまに何十本も起立の体で整列されると…。
さしものレジェンヌ産みの親でもあるヤリ手女課長もちょっと腰が引けた…。


***


「…まず、レジェンヌをオレの見てるここで、あなたのタラコ唇にたっぷり塗ってもらいますが、その前に服を全部脱いでください。それで、オレの正面に立って気をつけの姿勢で…」


「…」


トシヤは上着を脱いで、ベッドの上に腰を下ろした。


「でも…、いきなりっていうのは…」


それはトシヤもかつて耳にしたことない、とても弱々しい口調で、アキは目を伏せていた…。


「課長、いいですねえ…。要はウブなんですよ、中原アキという厚手唇女子は…。普段は最強クラスのキャリアウーマンでもね。オレはそんなの、初対面の時から見切ってましたから…」


「…あまり、意地悪しないで」


「いえ…、いじめたくなりますねえ…。こっちは散々我慢を強いてきたんだ。あんたが颯爽と風を切って闊歩し香水の匂いをまき散らせば、それだけで神聖であるべきオフィスでいやらしい想像がビジネスアタマを侵食てくる…。椅子に座って、足を組んだ太ももが目に入った時もしかりです。その瞬間、課長とエッチした絵柄が脳裏に降り立つんですよ。その間、アンタのおかげでこっちは仕事中もズボンの中はカオスだった」


「…」


「…きっと、他の連中も気づいてたかもしれません。B子も…。あなたは、そんなオレの苦しみを日々を承知して、それをあなたも苦しんでくれた。ならば、この約束実行の夜くらい、シャキッとしてください!」


ここで、ズボンのベルトを緩めていたトシヤは、一気に右手で抜き取り、床へ思いっきりむち打ちを敢行した…。
これにアはキも、やや飛び上がって驚くしかなかった。


***


「ハハハ…、その表情もいいや。あなたは全部いい。…さあ、次期部長も間近かな女性上司の殻を脱ぐ覚悟はないんですかね?どうなんですか、アキさん…」


ついにここでトシヤは、彼女を”名前”で呼ぶに至った…。


「わかったわ!全部脱ぐわ…。服も役職の殻も…」


アキはいつもの迫力ある声でこう言い切った。
そして、次々に服を脱ぎ去り、アッという間に全裸になると、その姿を真正面から年下の部下に晒した。


「相変わらず、きれいだ…。では、リップをどうぞ。ベットリ塗ってくださいね」


そう言って、トシヤはテーブルの上に気をつけしてるレジェンヌの一本を摘んで、アキに渡した。


”これだ!素っ裸のマシュマロボディーを拝みながら、あのエロいたらこ唇が塗りたくられていく…。もっとだ、もっと塗って、ギンギンにてかるんだ!”


ここに、風間トシヤのエロスイッチはオンされる❗





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