ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
亡国の「たらいまわし王女」の始まりはずっと年上の夫からの超溺愛
「チカ、ぜったいにしあわせにする。この世のどんなしあわせ者より、ずっとずっとしあわせにする。そして、愛をいっぱいいっぱい注ぐ。愛して愛して愛しまくる。重いと思われようとチカがおれを嫌いになろうと、おれは生涯きみだけを愛し続ける。それから、何よりも大切にする。いつもやさしくするし、気を遣う。どんなことからも守るし、かばいもする」
そして、また抱きしめられた。今度は、先程とは違ってやわらかく。ちゃんと加減してくれている。
「チカ、心から愛している。全身全霊をもってきみを愛している」
抱きしめられたまま、皇帝はささやき続けた。
そして、また抱きしめられた。今度は、先程とは違ってやわらかく。ちゃんと加減してくれている。
「チカ、心から愛している。全身全霊をもってきみを愛している」
抱きしめられたまま、皇帝はささやき続けた。
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