ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「馬の鼻、気持ちがいいですよね。わたしもその感触に癒されます」

 若い兵士は、にっこり笑ってから他の二人とともに牝馬を連れて行った。

「チカ、大丈夫。ほら、にっこり笑って」
「ぼくらもついています。最高の笑顔でいきましょう」

 ジークとシュッツに励まされた。
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