ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
というか、どうして彼らがエプロンを? 「獅子帝」は、バーデン帝国軍の参謀や副将軍にまで給仕をさせるわけ?
「さあ、座って下さい。陛下は、少し遅れるそうです。せっかくの料理が冷めてしまいます。先にパーティーを始めましょう」
何が何やらわけがわからないまま、ジークが上座の右サイドの椅子をひいてくれた。せっかくだから、素直に席についた。
リタは向かい側の下座の席に、ゾフィはわたしと同じ側の下座の席につく。
すべての料理や飲み物を運び終えたらしいジークとシュッツは、エプロンをとった。
「さあ、座って下さい。陛下は、少し遅れるそうです。せっかくの料理が冷めてしまいます。先にパーティーを始めましょう」
何が何やらわけがわからないまま、ジークが上座の右サイドの椅子をひいてくれた。せっかくだから、素直に席についた。
リタは向かい側の下座の席に、ゾフィはわたしと同じ側の下座の席につく。
すべての料理や飲み物を運び終えたらしいジークとシュッツは、エプロンをとった。