ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「食べてみて下さい」
「ええ。いただきます」

 つい先程、あれだけ食べたばかりなのに、まだ余裕で食べることが出来そうなのが驚きね。

「スイーツは、また別のところに入るんです」

 わたしの心を見透かしたかのように、リタが笑いながら言った。
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