ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
そのとき、彼が一歩前踏み出した。当然、わたしの方にである。
彼の顔を見上げると、あらためて身長差を思い知らされる。年齢のわりにはずっと若く見えるので、渋くて美しい顔には年齢の差を感じることはない。だけど、身長差はありすぎる。
滑稽なくらいだわ。
底の分厚い靴とか、かかとの高い靴とか、それで身長差を縮めるなんてレベルではない。
ローテーブルでも引っ張ってきてその上にのらなければ、というレベルね。
彼の顔を見上げると、あらためて身長差を思い知らされる。年齢のわりにはずっと若く見えるので、渋くて美しい顔には年齢の差を感じることはない。だけど、身長差はありすぎる。
滑稽なくらいだわ。
底の分厚い靴とか、かかとの高い靴とか、それで身長差を縮めるなんてレベルではない。
ローテーブルでも引っ張ってきてその上にのらなければ、というレベルね。