ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
 彼は、一方的に言いきった。

 たった一度の息継ぎもなく。すごい肺活量ね。シンプルに驚いてしまう。

 ジークたちは、いきなり饒舌に語りきった彼に拍手を送っている。

 だけど、残念ながら内容は支離滅裂すぎてよく理解出来なかったけれど。

 それでも、わたしのことを考えて言ってくれたということはわかる。
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