ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「陛下、まわりくどすぎます」
「そうですわ。男だったらたった一言でいいのです。『四の五の言わず、おれについて来い』、これだけです。あとは、お義母様を愛しまくって大切にしまくるのです」
ゾフィとリタが諫め始めた。
「たとえいま、お義母様が陛下のことを『大嫌い。死んじまえ』って思っていらっしゃったとしても、女心は絶えず揺れ動いています。しかも、一途な愛と情熱とやさしさには弱いのです」
「リタ、忘れているわ。金貨、もよ。レディによっては不変の地位も条件に加わることがあるけれど」
「そうですわ。男だったらたった一言でいいのです。『四の五の言わず、おれについて来い』、これだけです。あとは、お義母様を愛しまくって大切にしまくるのです」
ゾフィとリタが諫め始めた。
「たとえいま、お義母様が陛下のことを『大嫌い。死んじまえ』って思っていらっしゃったとしても、女心は絶えず揺れ動いています。しかも、一途な愛と情熱とやさしさには弱いのです」
「リタ、忘れているわ。金貨、もよ。レディによっては不変の地位も条件に加わることがあるけれど」