ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
 すごすぎる家族だわ。すごすぎてピンとこない。

 だけど、家族にかわりはない。

 無為で無感情で無知で、人生を諦観していた。終わりだと思っていた。

 それなのに、それなのに……。

 こんな人生の転機があるのね。つくづく不思議でならない。

 これが、わたしの第二の人生の始まりなのね。
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