ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「いえ、陛下。まさか寝台でも外すなとおっしゃるのですか?」
「わおっ!それだと、場合によってはメガネが潰れたり歪んだりするのではありませんか?」

 ジークとシュッツは、ニヤニヤ笑っている。

「な、なにを言いだすのだ?」

 皇帝は、また真っ赤な顔になった。
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