ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「わたしとゾフィは、ジークとシュッツをこの世から消し去るよう命じられました。それで、二人で彼らのもとを訪れたのです。もちろん、彼らをこの世から消し去る為にです」
「えええええええっ! で、では、仕事ってほんとうの意味での……」

 衝撃的すぎるわ。

 どこをどうやったら、というか、どんな心情だとこのように夫婦として仲睦まじくすごせるわけなの?

 自分を殺そうとした相手と、あるいは殺すはずの相手とラブラブでいられるのかしら。

 不可思議すぎる。それから、謎すぎる。
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