ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「お義母(かあ)様。ロイター公爵家のご令嬢は、陛下に自分を売り込む為にあなたを攻撃してきます」
「わたしたちが援護出来ればいいのですが……」
「リタ、ゾフィ、ありがとう。承知しているわ」

 彼女たちに笑みを見せたつもりだけど、ひきつっていたかしら。
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