ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
リタとゾフィに尋ねると、ほんの一瞬二人の口角が上がった。
面白がっているのに違いない。
「問われるまでもないですわ。先程、言いましたよね? くだらないお茶会ははやく終わらせたい、と。それに、面倒くさい。このままで結構です」
「リタの言う通りです。それと、リタはどうか知りませんが、少なくともわたしは好みを把握してもらわなくて結構です」
「あら、そうなのね。鈍い義母でごめんなさいね。では、公爵令嬢の分だけお願いします」
「承知いたしました」
面白がっているのに違いない。
「問われるまでもないですわ。先程、言いましたよね? くだらないお茶会ははやく終わらせたい、と。それに、面倒くさい。このままで結構です」
「リタの言う通りです。それと、リタはどうか知りませんが、少なくともわたしは好みを把握してもらわなくて結構です」
「あら、そうなのね。鈍い義母でごめんなさいね。では、公爵令嬢の分だけお願いします」
「承知いたしました」