ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「あの、妃殿下」
続きの間を掃除してくれている侍女のイルマ・グレーニングに呼ばれた。
彼女は、先日のお茶会でディアナに足をひっかけられてあやうくケガをするところだった。
そのことで彼女が気に病んで辞めてしまうのではと、ワガママを言って専属の侍女にしてもらったのである。
すると、彼女とわたしは同年齢で、しかもおたがい読書好きだということがわかった。彼女も嫌がらないでお喋りに付き合ってくれるので、仲良くしてもらっている。
彼女は、赤色のおさげ髪が可愛らしい。自分では頬にあるにきびが気になると言っているけれど、それほどではない。
続きの間を掃除してくれている侍女のイルマ・グレーニングに呼ばれた。
彼女は、先日のお茶会でディアナに足をひっかけられてあやうくケガをするところだった。
そのことで彼女が気に病んで辞めてしまうのではと、ワガママを言って専属の侍女にしてもらったのである。
すると、彼女とわたしは同年齢で、しかもおたがい読書好きだということがわかった。彼女も嫌がらないでお喋りに付き合ってくれるので、仲良くしてもらっている。
彼女は、赤色のおさげ髪が可愛らしい。自分では頬にあるにきびが気になると言っているけれど、それほどではない。