ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
ディアナ嬢は乗るレッスン中
しばらく皇宮内の森を巡っていたけれど、ゾフィがあることを思い出した。
「今日は、ディアナが乗馬のレッスンを受ける日です。彼女、定期的にレッスンを受けているのです」
「ああ、レッスンね。ちょうどいいわ。なんなら、本人に事情をきいてみましょう。どうですか、お義母様。ロイター公爵家の厩舎は、皇宮と隣接しています。森を抜ければすぐです」
リタに勧められた。たしかに、あれこれ思い巡らせるよりも本人に直接尋ねた方がいい。というわけで、さっそく向かうことにした。
「今日は、ディアナが乗馬のレッスンを受ける日です。彼女、定期的にレッスンを受けているのです」
「ああ、レッスンね。ちょうどいいわ。なんなら、本人に事情をきいてみましょう。どうですか、お義母様。ロイター公爵家の厩舎は、皇宮と隣接しています。森を抜ければすぐです」
リタに勧められた。たしかに、あれこれ思い巡らせるよりも本人に直接尋ねた方がいい。というわけで、さっそく向かうことにした。