ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「押すなっ!」
「うわあああっ」
「きゃあっ」
「まああっ!」

 ガラス扉がふっ飛んだかと思った。

 なんと、ジークたち四人が室内に倒れこんできたのである。

 彼らは、開けっぱなしのカーテンの隙間からのぞき見していたのだ。
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