ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
「もしもきみが嫌でなかったら、今夜からいっしょに眠らないか? いや、何もしない。自然な流れでそういうことになると思う。焦る必要などどこにもない。いっしょの寝台で眠れば、何かがかわるかもしれない。おれは、きみとただ並んで眠るだけでもしあわせだ」
およそロマンチックとは無縁の武闘派の彼の誠意は、充分伝わってくる。
およそロマンチックとは無縁の武闘派の彼の誠意は、充分伝わってくる。