妄想天使は夢の中。

、、、え？えぇぇぇぇぇぇ⁉⁉

「噓でしょ、」とママが言う。
「本当だ。夫妻でのパーティーなんかもあるからママは連れてかなければならないが、夜蘭が高校楽しそうだから2人で行くことにするよ。」
「私は行かなければならないけれど、そうね、夜蘭のためにも。」
ちょっと待って！私、残るの？
「転勤ってことはしばらく会えないじゃん！私、高校楽しいけど家族が離れるのは怖いよ！！」
「夜蘭、」パパが驚いた様子で見つめる。

「本当にこの高校から離れてもいいの？」少し間を開けてママが私に聞く。
「うん、家族が離れるのは嫌。」
「そうか、そこまで言うなら仕方がないか。それでもいいか？」パパがママに尋ねる。
「夜蘭が言うなら。」ママが顔を上げて答えた。

「近々出発する。2日後だ。準備をしておいてくれると嬉しいな。」
「わかった。」

待って、私あの高校に3日間しか行けないの？転校、早すぎない⁉
でも、家族と離れたくないし。今の高校を目に焼き付けて、新しいところでも頑張るぞー！

なんと、星宮夜蘭、3日で高校転校です。

「そうだ、転校先、共学みたいよー！羽目を外さないようにねー！！」
「そんなの大丈夫だよ！」

多分。