私たちのカンケイは【短編】
私たちが今のような"関係"になったきっかけは、私のワガママ。
その夜、帰りの遅いダビを待ち、布団にうずくまっていた。
ガチャ
「ただいま」
『っ、!ダビ!!今日は帰ってこないかと思った』
「ヨナ、まだ起きてたのか」
ダビは、その日ひどく落ち込んでいて、あぁ、好きな人と何かあったんだと気づいた。
『ダビがいないと眠れないから』
「……もう18なのに甘えたかぁ?」
ギュウっと、ダビに抱きついた。
香水の匂いはしなかった。
『……ねぇ、ダビ』
「なんだー?」
このままじゃ、ダビが離れていくような気がした。