私たちのカンケイは【短編】
ダビに無理だと言われれば、ダビの元を離れる気でいた。
だけど受け入れてくれたことに、まだ居場所をなくさない安心感を覚えた。
行為が終わった後、後ろから抱きしめるようにして私の髪を撫でた。
「…ヨナは、気持ちがなくても受け入れるのか」
『私の全部は、ダビのものだからダビの好きにしたらいい』
「……」
『ダビが、私を要らなくなるまで、隣にいさせて』
「…いらなくなったりしねぇよ」
私はダビ以外、なにもいらない