私たちのカンケイは【短編】
それからヨナは、色々なことを経験して成長していった。
仲間のやつらとも打ち解けてはいるが、出会った時から今でもずっと俺にべったりで。
それが悪い気はしなかったが、歳を重ねていくうちに、みるみる綺麗になって、女性らしくなって…
いつからか、可愛い妹のように思っていたはずなのに、色欲で見てしまうようになっている自分がいた。
ヨナとは冗談っぽくなんでも話すことで、言葉に意味を持たせないようにしている。
だから、今の関係を続けられている。
あいつは俺が気まぐれに、誰かの代わりとして側に置いていると思っている。