私たちのカンケイは【短編】
そんなこと、分かってたはずなのに言葉にされて現実を突きつけられた気がした。
その言葉が重くのしかかり落ち込んでいた時に、
ヨナが関係を強請ってきた。
突き放すべきだった。
だけど、
初めてヨナから求めてくれたことが嬉しくて、淡い期待を抱いてしまった。
『私の全部、ダビのものだよ』
ヨナのお願いを聞いてあげているようみせて、
俺に執着するヨナの気持ちに甘えているだけ。
執着しているのは俺も同じ。
同じ"好き"をもらえないなら
今のままでいいーーーーー