私たちのカンケイは【短編】
雨の音と、ベッドの軋む音、
それから2人の荒い吐息だけが響く。
『っっ、ぁ』
「ここ、好きだよな」
ピンポイントで私の弱い部分を刺激して、ダビ以外何も考えられなくさせる。
求めてくれるなら、私はなんでも受け入れる。
この関係を提案したのは、私から。
ダビは沢山の人と遊んでいるようで、関係を持っていたのはただ1人だけだったのを、私は知っていた。
私には気づかれていないと思ってるだろうけど。
ダビがその人に失恋して落ち込んでるときに、
私は、そこにつけ込んだ。