無口な担当医は、彼女だけを離さない。
きっとこれは
「はぁ⁈同居し始めた⁈」
「ちょ、日和声大きいって」
「だって…はぁ⁈どういうこと!」
次の日。今日は体調も良かったので日和とランチに。
ここ数日で事が進み過ぎて日和に全部説明出来てなかったから。
「どういうことって…治療だよ。入院の代わりに柊さんの家に住まわせてもらってるだけ」
「そんなことあるっ⁈」
「…聞いたことは、ない」
「ほらぁー!」
まずい、日和にかなり誤解されている気がする。
確かに今の状態は普通じゃないのかもしれないけど、
柊さんは私のことを思ってこの方法を勧めてくれたってことをちゃんと伝えなきゃ。