「Of My Disteny」ー手、繋ごうー
私はまだ白くんのことをよく知らない。
白くんの家族のこと、白くんが今まで何をしてきたのか、何を思ってるのか。
「ごめんね、こんなのがパートーナーで」
でもあの時の白くんは…!
“変わりたいんだよね”
未来を見ていたよ。
白くんは変えたかったんだよね、自分の世界を。
「私ね、白くんの一生懸命なところが好き!あとね、私の気持ちに寄り添ってくれるし、困った時は助けてくれるし、どんな話でも聞いてくれるとこも好きだし…っ」
生まれそうだと思っていた感情は一気に溢れ出して。
「みんな苦手なものはあるんだから、白くんはそれでいいんだよ!」
“しなくてもいいよ”
あれは諦めの言葉じゃない。
無理しないでって言ってくれたんだよね。
「私はそのままの白くんがいい!」
だから私と一緒に変えていこうよ、これからを。
「白くんと金の夫婦の卵になりたい…!」
白くんが白くんらしくいられるように。
「羽実…」
“羽実は嫌いになる”
そんなことないよ。
知ったら知った分だけ、好きになるよ。
だってそんな白くんが好きだから。
「…なれるかな、俺たち」
「絶対なれるよ!」
「羽実が言うならそうかもしれないね」
目を合わせる。
ドキドキして心臓がうるさい。
でも逸らしたくない。
白くんと交わした視線を。
「俺もなりたいよ、金の夫婦の卵」
ずっと私だけを見ててほしいな。
「羽実と」
この先もきっと大丈夫、だって私を変えてくれた白くんだから。
今度は私が変えてみせるよ。
「白くん!」
「ん?」
「手、出して」
そっと差し出した右手、少し驚いた表情をした白くんが私を見る。
だからにこって笑って返したの。
そしたら白くんも笑って、握り返してくれた。
私より大きくて、あったかくて、優しい手。
ちょっとドキドキして、安心する。
そんな白くんの手、絶対離さないよ。
白くんの家族のこと、白くんが今まで何をしてきたのか、何を思ってるのか。
「ごめんね、こんなのがパートーナーで」
でもあの時の白くんは…!
“変わりたいんだよね”
未来を見ていたよ。
白くんは変えたかったんだよね、自分の世界を。
「私ね、白くんの一生懸命なところが好き!あとね、私の気持ちに寄り添ってくれるし、困った時は助けてくれるし、どんな話でも聞いてくれるとこも好きだし…っ」
生まれそうだと思っていた感情は一気に溢れ出して。
「みんな苦手なものはあるんだから、白くんはそれでいいんだよ!」
“しなくてもいいよ”
あれは諦めの言葉じゃない。
無理しないでって言ってくれたんだよね。
「私はそのままの白くんがいい!」
だから私と一緒に変えていこうよ、これからを。
「白くんと金の夫婦の卵になりたい…!」
白くんが白くんらしくいられるように。
「羽実…」
“羽実は嫌いになる”
そんなことないよ。
知ったら知った分だけ、好きになるよ。
だってそんな白くんが好きだから。
「…なれるかな、俺たち」
「絶対なれるよ!」
「羽実が言うならそうかもしれないね」
目を合わせる。
ドキドキして心臓がうるさい。
でも逸らしたくない。
白くんと交わした視線を。
「俺もなりたいよ、金の夫婦の卵」
ずっと私だけを見ててほしいな。
「羽実と」
この先もきっと大丈夫、だって私を変えてくれた白くんだから。
今度は私が変えてみせるよ。
「白くん!」
「ん?」
「手、出して」
そっと差し出した右手、少し驚いた表情をした白くんが私を見る。
だからにこって笑って返したの。
そしたら白くんも笑って、握り返してくれた。
私より大きくて、あったかくて、優しい手。
ちょっとドキドキして、安心する。
そんな白くんの手、絶対離さないよ。