あの花が咲く頃、君に会いにいく。
「紫音が選んだんだよな」
「お母さん、いつもありがとう!」
お母さんは驚いた顔でカーネーションを受け取ると、優しく微笑んだ。
「わあ…ありがとう紫音、梨央。二人がいるおかげでお母さん、毎日が幸せよ」
お母さんが私とお兄ちゃんをぎゅっと抱きしめてくれて、嬉しくなる。
お母さんもお兄ちゃんも大好きだった。ずっと、一緒にいたかった…。
*
*
「…お母さん、お兄ちゃん…」
少しだけ、二人のことを思い出せた。
すごく優しくて温かい人達。私の大好きな、家族…。
いつの間にか朝になっていたようで、時計が八時半過ぎを指していた。
「…はっ、約束!」
そういえばと、八時半に集合だったことを思い出す。
慌てて外に出ると、既に二人はもう来ていた。
「遅かったな。寝坊だろ」
「ごめん…!アラームないと起きるの難しくて…。あ、そういえば、お母さんとお兄ちゃんの夢見たよ。少しだけだけど、二人のこと思い出せた!」
「お母さん、いつもありがとう!」
お母さんは驚いた顔でカーネーションを受け取ると、優しく微笑んだ。
「わあ…ありがとう紫音、梨央。二人がいるおかげでお母さん、毎日が幸せよ」
お母さんが私とお兄ちゃんをぎゅっと抱きしめてくれて、嬉しくなる。
お母さんもお兄ちゃんも大好きだった。ずっと、一緒にいたかった…。
*
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「…お母さん、お兄ちゃん…」
少しだけ、二人のことを思い出せた。
すごく優しくて温かい人達。私の大好きな、家族…。
いつの間にか朝になっていたようで、時計が八時半過ぎを指していた。
「…はっ、約束!」
そういえばと、八時半に集合だったことを思い出す。
慌てて外に出ると、既に二人はもう来ていた。
「遅かったな。寝坊だろ」
「ごめん…!アラームないと起きるの難しくて…。あ、そういえば、お母さんとお兄ちゃんの夢見たよ。少しだけだけど、二人のこと思い出せた!」