あの花が咲く頃、君に会いにいく。
柴崎さんたち家族の思い出の場所のようだ。
私も…なんだかここに来たことがある気がする。…ううん、きっと来た。なんとなくわかる。
「…え!?なんだこれ!?」
突然、柴崎さんの体が金色の光に包まれた。
これは、私が茅乃と話せた時に出ていた金色の光。
「この光が出ている間は、桜さんたちと会えるんですよ!柴崎さんの姿が見えて、声も聞ける!ほら、桜さんたちも光ってる!」
桜さんたちには光は見えないのか、手を繋いで中に入っていってしまった。
「とりあえず、行きましょう!やっと未練が解消できるんですよ!」
「え…あ、待って…!その…やっぱり僕は…」
俯いてしまった柴崎さんになんて声をかけたらいいのかわからずにいると、楓がすっと中に入っていった。
「え、楓…?」
「あの、すみません」
楓は桜さんたちを追いかけていき、後ろから声をかけた。
「はい…?」
「あの、俺、柴崎さんにお世話になっていた者です。柴崎さんの奥さんとお子さんですよね?」
桜さんは驚いたように目を見開き、小さく頷いた。
私も…なんだかここに来たことがある気がする。…ううん、きっと来た。なんとなくわかる。
「…え!?なんだこれ!?」
突然、柴崎さんの体が金色の光に包まれた。
これは、私が茅乃と話せた時に出ていた金色の光。
「この光が出ている間は、桜さんたちと会えるんですよ!柴崎さんの姿が見えて、声も聞ける!ほら、桜さんたちも光ってる!」
桜さんたちには光は見えないのか、手を繋いで中に入っていってしまった。
「とりあえず、行きましょう!やっと未練が解消できるんですよ!」
「え…あ、待って…!その…やっぱり僕は…」
俯いてしまった柴崎さんになんて声をかけたらいいのかわからずにいると、楓がすっと中に入っていった。
「え、楓…?」
「あの、すみません」
楓は桜さんたちを追いかけていき、後ろから声をかけた。
「はい…?」
「あの、俺、柴崎さんにお世話になっていた者です。柴崎さんの奥さんとお子さんですよね?」
桜さんは驚いたように目を見開き、小さく頷いた。