先輩…好きになってもいいですか。
昼休みになり、愛菜は違うクラスにいる彼氏と食べるためまた後でね。と言って教室から出ていった。
一人で食べるかと思いお弁当を出すとスマホからバイブ音がなった。
湊からメッセージが来た。
「今日お弁当一人でしょ?屋上おいで」
愛菜が彼氏と食べる曜日は決まっているため湊も把握している。
私は一人でもいいのに湊は毎回呼んでくれる。
断る理由もないので、お弁当を持って屋上へ向かった。
扉を開けると湊の他に三人の男子がいる。この人達は私と湊が入っているバスケ部の人達だ。
中学からの付き合いでとても仲がいい。私も中学からずっと男子バスケ部のマネージャーをしているのでよく一緒にいる。
「絃羽やっほ〜!早くご飯食べよっ!」
手で床をぽんぽんと横に座るようにしているのは中野樹(なかの いつき)。
元気でいつも周りを明るくしているムードメーカー。ぱっちり二重で可愛い顔つきで女子にも近寄りやすい雰囲気で大人気なうさぎ系男子。
「絃羽新しいクラスで友達できそうか?」
心配そうに聞いてきた黒田稀翔(くろだきと)。センター分けをしていてクールで樹とは真逆で近寄り難い雰囲気を出している。実際はとても優しく面倒見がいい。
「…出来なくても僕達と一緒にいればいいよ…!」
気弱そうな声で言ったのは相川一織(あいかわいおり)。気弱だがいざと言う時は頼もしい人だ。比較的口数は少ない方だが私の事になるとなぜか口数が多くなる。マッシュで少し前髪が長い。
それぞれ全く違った性格の集まりだが仲の良さは有名だ。イケメンの集まりでもあるため皆でいる時はよく黄色い声が聞こえてくる。
その中でもダントツで人気なのは湊だ。イケメンの上にスポーツ万能、入試では首席合格をしている。
私の中で湊よりかっこいい人はいないと思っている。…こんな所がよく姉バカとも言われる。
話しながらご飯を食べていると樹が思い出したように話を振ってきた。
「そいえば今日からだよね?」
今日からというのは放課後から部活動勧誘が始まる。新一年生が見学しに来るので練習を見せたり実際に軽く体験してもらう。
「うん。そうだよ。明日からは昼休みも勧誘しに行くからよろしくね」
そう言うと全員わかった。と笑顔で返事をしてくれた。
「今年はどんな子が入ってくるのかな〜」
樹はわくわくしてるみたいだ。
「絃羽に猛アタックする人また出てくるかも…」
一織が弱々しく言う。猛アタックとはどういうことだろうかと思ったが何も言わないでご飯を食べ進めた。
「そんなの叩き潰す」
湊がやっと話したと思ったら物騒な言葉を言い始めていた。中学の時も似たような事があった気がするが忘れてしまった。
その言葉を聞いて皆がにやっと笑って当たり前っと言った。
一人で食べるかと思いお弁当を出すとスマホからバイブ音がなった。
湊からメッセージが来た。
「今日お弁当一人でしょ?屋上おいで」
愛菜が彼氏と食べる曜日は決まっているため湊も把握している。
私は一人でもいいのに湊は毎回呼んでくれる。
断る理由もないので、お弁当を持って屋上へ向かった。
扉を開けると湊の他に三人の男子がいる。この人達は私と湊が入っているバスケ部の人達だ。
中学からの付き合いでとても仲がいい。私も中学からずっと男子バスケ部のマネージャーをしているのでよく一緒にいる。
「絃羽やっほ〜!早くご飯食べよっ!」
手で床をぽんぽんと横に座るようにしているのは中野樹(なかの いつき)。
元気でいつも周りを明るくしているムードメーカー。ぱっちり二重で可愛い顔つきで女子にも近寄りやすい雰囲気で大人気なうさぎ系男子。
「絃羽新しいクラスで友達できそうか?」
心配そうに聞いてきた黒田稀翔(くろだきと)。センター分けをしていてクールで樹とは真逆で近寄り難い雰囲気を出している。実際はとても優しく面倒見がいい。
「…出来なくても僕達と一緒にいればいいよ…!」
気弱そうな声で言ったのは相川一織(あいかわいおり)。気弱だがいざと言う時は頼もしい人だ。比較的口数は少ない方だが私の事になるとなぜか口数が多くなる。マッシュで少し前髪が長い。
それぞれ全く違った性格の集まりだが仲の良さは有名だ。イケメンの集まりでもあるため皆でいる時はよく黄色い声が聞こえてくる。
その中でもダントツで人気なのは湊だ。イケメンの上にスポーツ万能、入試では首席合格をしている。
私の中で湊よりかっこいい人はいないと思っている。…こんな所がよく姉バカとも言われる。
話しながらご飯を食べていると樹が思い出したように話を振ってきた。
「そいえば今日からだよね?」
今日からというのは放課後から部活動勧誘が始まる。新一年生が見学しに来るので練習を見せたり実際に軽く体験してもらう。
「うん。そうだよ。明日からは昼休みも勧誘しに行くからよろしくね」
そう言うと全員わかった。と笑顔で返事をしてくれた。
「今年はどんな子が入ってくるのかな〜」
樹はわくわくしてるみたいだ。
「絃羽に猛アタックする人また出てくるかも…」
一織が弱々しく言う。猛アタックとはどういうことだろうかと思ったが何も言わないでご飯を食べ進めた。
「そんなの叩き潰す」
湊がやっと話したと思ったら物騒な言葉を言い始めていた。中学の時も似たような事があった気がするが忘れてしまった。
その言葉を聞いて皆がにやっと笑って当たり前っと言った。