爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
「そこまで知ってるなら……」
麻耶は菜摘から聞いた去年の文化祭の事を話した。
「そうか……繋がった、ありがとう」
頭を下げた。
大冴くんに頭を下げられちゃったよ
「城戸のことは早く知らせた方がいいかもな」
「うん、今、宿題提出に行ってるから有里からLINEさすね」
2人は教室に戻った。
最近大冴くん、他の女子ともよく話してるなあ……
昼休みになると大抵毎日大冴の様子を陰からみている聖衣子がいた。
前の事があってから話しかけれなくなっているけどずっと大冴くん推しは続けるんだから……
放課後の練習が終わり大冴は着替えて帰ろうとする
「大冴ー」
西が追いかけてきた。
「休むって言っただろ?」
「俺、大橋先輩に聞かれたらどうすんだよ」
「あー」
そっちもあったか
「じゃあ、わからないんで、体育祭の時にクラステントに来てくれたら誰かわかりますって答えとけよ」
「もしかして休んでる和田の所に行くのか?」
「さあな、まあ綺麗な子だけなんてわかるわけない」
「大冴はわかったじゃないか」
「お前もだろ(笑)」
大冴は門を出た。