爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「小学生のあの時からだろ?何故何も今まで動かなかった?菜摘ちゃんだから動いたんじゃないか?」



「…………それはないと思うけど」



「まあ、様子見だな、俺にも話せ、他の人から聞くと腹立つ!」



瞬弥は勢いよくドアを閉めて出ていった。



和田以外?……大冴は考えていた。



あいつが話しかけてくるから……

でもそもそも瞬弥が和田の妹と付き合い始めたからじゃ……ないかな……あれ?



瞬弥は菜穂に電話した。



「菜穂〜」


「なあに?」



「大冴にちょっとだけ怒っちゃったよ」



「珍しいね、瞬くんが怒るの」



菜穂と瞬弥はビデオ通話に切り替えた。



瞬弥は横になって携帯をベッドに立てかけている



「瞬くんはそのニッシーくんにちょっと嫉妬したんだね(笑)」



「男に?」



「性別は関係ないでしょ、仲の良い友達とかならさ、女子は結構あるあるだけど」



「うーん、大冴は話してくれると俺の中では思ってたからな」



「瞬くんの方が秘密が多そうだよね」




「まあ、交流関係が広いからさ、全部話せないじゃん?」



「そうね、忘れっぽいのかな」



「え?俺、何か忘れてる?」


やっぱり忘れてる(笑)


「昨日言ってたじゃない」


瞬弥は考える…………



「キャプテンになった?」



「あっ、うん、なった(笑)」


「頑張ってね、瞬くんなら大丈夫よ」

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