爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
大橋妹の想い
菜摘は久しぶりにメイクをした。
メイクサボってたの、大冴くんにバレバレだったもんな
暑くなったし髪も上げようかな
菜摘はこの夏初めてお団子にした。
少しおくれ毛もムースで軽く固める
お団子は初めてしたけど上手く出来たかも
何回も鏡を見直す
「いってきまーす」
「行ってらっしゃい」
髪の毛に時間がかかりいつもより遅い登校時間になってしまった。
間に合う時間ではあるが性格上余裕を持ちたい
少し前に大冴くんが1人で歩いてるのを見つけた。
走っていって追いつく
「おはよ」
「ウスッ」
「珍しいね1人で登校」
「瞬弥が先に行ったって」
「知らなかったの?」
「ばあちゃんに聞いた」
2人で登校しないの初めてじゃないかな
少なくとも同じクラスになってからは
大抵は菜摘の方が少し早く教室に着くから
いつも2人で来てると思ってる
「喧嘩でもした?」
「……喧嘩はしてないと……思う」
「でも、何かはあったんでしょ?言いきれないってことは」
「俺は男の気持ちもわからなくなってきた」
「女の気持ちもなのに、大変だ」
「おい!」
「自分がいったんじゃん(笑)気持ちもって、もってことは女もでしょ」
「はぁ、そうか」
ちょっと落ち込んでる?昨日上手くいったはずなのに