爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「瞬弥らしくない」



「そっかな、俺そんな完璧な人間じゃないよ」



あっ、そういえば前に菜穂にも言われたな



「昨日の事怒ってるのかと思った」




「あれから菜穂と電話して癒されたからもう全然」



「チッ、心配して損した」






昼休み麻耶と有里と菜摘でトイレから出てくると大橋聖衣子が立っていた。




「和田菜摘、ちょっとついてきて」



「な、何」



腕を掴まれて階段を降りていく




「有里、後を付けて!どこに行ったか教えて、私、野村くん呼んでくる」



「わかった」



麻耶は急いで教室に戻る




「野村くん!」



2人が振り向いた



「どっち?」


「わかんないけど、多分大冴くん」




「俺?」



「菜摘が……ハアハア……大橋聖衣子にどっかに連れていかれた」



「え?大冴、先輩は約束……」



「先輩が妹を使って俺じゃなく和田を?」



そんなはずは……



「大冴、先輩のとこに行け、俺が菜摘ちゃんの方に行く」



「わかった」



麻耶と瞬弥が一緒に探す



有里からLINEがはいる



「アーチェリー場だって」


「何でアーチェリー場なんだろ」


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