爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

瞬弥くんはバスケ部のみんなとコンビニに入っていった。


「ねぇ、何でさっき声かけるなって言ったの?」



「部活終わってみんなで話してるのに特に用がないなら声かけなくてもいいだろ」



「そういうものなの?」




「まあ、俺はそう思う……みんなと別れてから合流するかな

俺と一緒に帰る気ならコンビニ寄らないし」



「何が違うんだろ」



「その時に話したい事は本人にしかわからないし瞬弥は結構バスケ部連中と仲がいいしな」


仲がいいからなるべく帰りが一緒になっても声はかけないと大冴くんは話してくれた。



「ごめん、私すぐ口に出しちゃうことがあって、注意してくれたら直す」



「気づいてるなら直るんじゃねーの、それを長所にするか短所にするかはお前次第、少なくとも城戸なんかは声かけてよかったと思うだろ?




「うん」



「じゃあ、ちゃんと復習すること」



「ありがとう」




「あっ、おかえり〜菜摘」


菜穂はプリンを作っていた。



「えっと今日、瞬弥くんが来るの?」




「ううん、今日は来ないよ」



「あ、あのさ」



中々声にならない

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