爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
「ん?着替えてくれば?」
「あ、うん」
菜摘は着替えに部屋に行った。
よし、出来た〜
菜穂はプリンを冷蔵庫に入れた。
これで夜食に食べれる
菜摘が降りてきた。
「菜穂、ごめん、瞬弥くんを怒らせたかも」
「瞬くんが怒る?瞬くんの場合怒ると言うか早口で喋り倒す感じじゃない?」
「あー、そんな感じかも」
「今日ね、学校でプリントをやらされてたのね、そしたら大冴くんが偶然教室に来て数学を教えてくれて下校時間に帰れたの
門を出たら瞬弥くんがいたから、声かけて遅くなった理由を言ったら菜穂が努力してるのにって、赤点のプリントなら自分でやらなきゃってバスケ部の集団に戻っていったんだけど」
あ〜瞬くん、言っちゃったんだ
「大冴くんにも、簡単に声かけるなっていわれちゃって」
「瞬くんはまあ、私の為にちょっと珍しくイラッとしちゃったんだね」
「菜穂の為?」
「瞬くんにちょっと愚痴っちゃったから、へへっ」
「私が悪いの?」
「菜摘というよりはママかな〜」
「どういうこと?」
「期末の成績をママにグチグチ言われてたの、順位が落ちててね
その時菜摘は赤点取ったのに平気な顔してママも仕方ないわねって……
それだけ?赤点だよ?懇談も来たそうじゃなかったから断った
テスト前にママとデパートに行って勉強してない菜摘より何で私が怒られなきゃならないの?
私は瞬くんとも会うの我慢してお菓子作りも封印して勉強したのに」
「……それは……ごめん」
私…全然気づけなかった。