爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

昼食が用意されて大冴は食べ始める。



「菜摘ちゃんOKだって」


「ゴホッゴホッ、早いな」


「暇だったから嬉しいって」



「助かるねぇ」



菜摘は菜穂も誘ったが、瞬弥くんが部活の練習試合とかが入っているらしく、1週間の夏期講習を申し込んでいたのだ。


最終日は瞬弥くんも合宿を手伝うからクッキーでも差し入れするよと言ってくれた。




合宿初日10時集合と真広さんから連絡をもらっていた。


大冴くんの家に着くと駐車場はいっぱいで、たくさんの親御さんと子供達が道場に入っていく



真広さんからは母屋の台所に来てと連絡がはいっていたので向かった。



「おはようございます」


「あっ、おはよぉー」


「お世話になります」


「こっちこそ、ありがとうね」

既に昼食の準備が始まっていた。


カバンを置きエプロンと三角巾をつける



「菜摘ちゃんはおにぎりをお願い」



「はい」





道場では大冴の父が中心になって瞬弥の父と大冴が子供達を預かり親に挨拶をしていた。



名前のゼッケンを付け並ばせる。



今回は小学5年と6年の募集に絞った。



大冴の父は空手界では有名でSNSで募集を募り定員は20名だったが今回はお断りする人も多かった。




全員が揃い挨拶から始まる。



菜摘の耳にも道場から大きな声が聞こえてきた。


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