爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「知らなかった、瞬弥くんはファンのアカウントがあるのは知ってるけど」



「そうみたいね、そのままファンだけでいてくれたらよかったんだけど、行動がバレ始めてるというか……コンビニでこれ買ってたとか、ちょっと行き過ぎというか」



「そうね、えっ、家もバレてる?」



「もちろん」



まあ、あんなに大きなお家ならファンじゃなくても知ってるか



「それで、菜摘との双子をバラそうというか……私の存在をはっきりさせようかなって2人で話したの」



「髪型違うのにね」



「ウィッグとかもあるしね」



「あっ、そっか」



「デートまでついてこられたら嫌じゃない?」




「ストーカーじゃん」



「でも、街で見たって書けば……ね」




「あのあと友達が瞬弥くんの彼女は本当だったって書かれてるって言ってたよ」



「それならよかった、やっぱり学校が違うと菜摘と間違われるし、嘘の彼女とか書かれて信じて貰えないから、まあお邪魔したと言うことです……ごめんね」



そういう事だったのね

バスケ部色々あるって大冴くんからも聞いてたのに結局頼っちゃったし


「全然2人の為ならいいよ」



「それでね、明日暇?」



文化祭は土曜日だったから明日は日曜日で、菜摘は月曜日も休みだ



「うん」



「瞬弥くんのお家に、じゃなかった大冴くんのお家に赤ちゃんを見に行かない?」



「そういえばこの前産まれたばっかりよね」


「そう、明日帰ってくるんだって、部活も休みだし瞬くんがおいでって」



「いいのかな」



「ん?」



「だって、菜穂は瞬弥くんと消えるんでしょ?」



「明日はみんないるから消えないよ(笑)やだ、菜摘ったら」

菜穂は照れていた。


< 232 / 254 >

この作品をシェア

pagetop