爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
「手際がいいな」
「毎日料理はしてるんで」
でも目の前で見られてると思うと少し恥ずかしい
「うん、いいと思う」
「珍しく褒められた(笑)」
「珍しくって何だよ、最近話しかけてこなくなったくせに」
それはわかってるんだ……
「どうぞ」
「いただきます」
美味いと言ってくれた。
「今日、どこに行くの?」
「本屋」
「駅前の?」
「いや、もう少し遠いかな」
「電車?」
「うん」
食事を終えると2人は出かけた。
電車で2駅目で降りると少し歩くよと後をついていく。
「ここなんだけど」
駅前の本屋よりは少し小さい
大冴くんは入っていくと迷いもせずに小説コーナーに行った。
「おい、来たよ」
「大冴くん、来てくれたの?あっ菜摘も」
「有里」
えーっとこれはどういう状況なのかな
「昨日、これを作ってた」
「え?大冴くんが?」
「うん、城戸に頼まれてさ」
有里が頼んだ……