爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「んっ…………」



大冴くんがキスをくれた。



少し口唇が離れると



「俺も好き……」ともう一度キスをくれる



菜摘はキスをしたまま大冴くんを押し倒した



「……また泣いてるし」



涙を拭ってくれる



「だって……ぐすっ……あっ、下向くと鼻水でる」



菜摘は1度起きた。


ムードねえな、まぁ、お前らしいか(笑)と笑ってくれる


大冴くんが起きて抱きしめてくれる



「ほんと、泣き虫だなぁ」




「違うよ、泣きたい時に大冴くんが傍にいるからだよ」




「そうなんだ、不思議だな」




ポツポツ……ザァー



雨が降り出した。



大冴くんは上着を脱ぎ2冊の本をくるんだ



「そっち?」




「当たり前だよ、紙は濡らしちゃだめだろ」



立ち上がって神社の階段を走って降り大冴の家に向かった。



「あれ?」



鍵がしまっているようで……



ポケットから鍵を出して玄関に入った。



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