爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

時計を見ると18時半、閉める時間になる。


和田のところに行くと肘をつき頭が揺れている。


寝てる?


大冴はゆっくりしゃがんだ



長い髪が顔を隠してしまっている。




大冴の人差し指が菜摘の髪の毛を耳にかけた



長いまつ毛に色白の肌



女の子に触られるのも苦手なのについ触って1人で真っ赤になってしまった。



さっきも触れられそうで思わず逃げてしまったけど……



綺麗だな……



ゆっくりと深呼吸をした。


「和田」
びっくりさせないように囁いた。




ゆっくりと目が開いた。


「起きた?」


「えっ、えっ」


辺りをキョロキョロし始める。



「時間なんだよ、ごめん」

「あっ、私こそごめんなさい」


「本どうする?」


「借りる、えっと2冊」


頭がまだ回っていないようで少しぼーっともしている感じだ


「ん、わかった」



大冴は棚に行き続きの本を取ってきた。



菜摘は立ってカウンターに行く。


処理が終わり2冊の本を渡してくれた。



「ありがとう」

「うん」


大冴はパソコンを切り電気を切って図書室を閉めた。

< 28 / 254 >

この作品をシェア

pagetop