爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

菜穂は瞬くんが今少し壁を作ったように感じた。



「あっちだ、行こう」


地図を見ながら歩きだした。


菜穂は小走りで追いついて行く


気の触る事言っちゃったかな……




最初のカフェはコーヒーが有名な店だったがデザートの評価も高かった。



テーブルには小さなケーキが5個


「はい、あーん」


瞬くんから目の前にフォークに乗ったケーキが運ばれる。


恥ずかしいけど目を瞑って口を開けた。



ん?中々はいってこない



目を開けると瞬くんは声をおさえて笑っていた。



「え?何、恥ずかしいよ、瞬くん」

菜穂は周りをキョロキョロ見回した。


何かおかしかったかな……

顔が真っ赤になった。


「目……」


「目?」



「キスするんじゃないんだからさ、目開けないとケーキが見えないじゃん?」



「あっ」


耳まで真っ赤になった。



「しゅ、瞬くん、笑いすぎ...そんなつもりはなくてですね」


「わかってる、わざとじゃないのは、でもおかしくて(笑)」


瞬くんはまたお腹を押さえて笑う……

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